このブログは動画の文法講座を書き起こしたものになります。
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こんにちは。鈴木英語教室の鈴木です。
今回のトピックは、第1文型です。
今日の講座では、第1文型に使われる主な動詞について、また一緒に使われる副詞について解説します。
第1文型はS + V、つまり主語と動詞だけのとてもシンプルな英文です。
この文型で使われる動詞の数は比較的少ないので、よく使われる動詞を覚えておくことで文型の見極めが素早くできるようになります。いくつか挙げてみると、
go/come/walk/run/swim/live
などがあります。自分の体だけで完結できる動作に関する動詞が第1文型には多い印象です。
goを例にとって英文をつくってみましょう。
I go.
主語がIで動詞がgoの第1文型です。「私は行きます」という意味です。文法としてはこれで問題ありませんが、これだけですと聞き手としては、「えっ、どこへ?」「いつ?」「どうやって?」などなど、いろいろ質問がしたくなりますよね。そこで実際の英文は例えば、
I usually go to school by bicycle.
のようになります。いま追加した語は、
Usually大抵
To school学校へ
By bicycle自転車で
という意味です。これらの語は、この英文の中でどんな役割をしているかみてみましょう。
大抵→行く
学校へ→行く
自転車で→行く
と、どれも「go」という動詞を修飾しています。動詞を修飾する語を副詞と言いますので、これらの追加された語は全て副詞ということになります。
文型を考えるうえで重要なことは、文型を構成する要素に「副詞」は含まれない、という点です。
ここで、文型を構成する「要素」と「品詞」との関係を確認してみましょう。
前回の「5文型」の動画で解説した通り、英語の文型というのは
主語、動詞、目的語、そして補語の4つの要素の組み合わせで出来ています。ではこれらの要素になれる「品詞」を確認してみましょう。
主語になれる品詞は、「名詞」のみです(ここには代名詞も含まれます)。
動詞になれる品詞は、「動詞」のみです。これは分かり易いですね。
目的語になれる品詞は、これは主語と同様に「名詞」のみです(もちろん代名詞も含まれます)。
そして最後の
補語になれる品詞は、「名詞」または「形容詞」です。
いかがですか。「副詞」は含まれていませんよね。つまり「副詞」というのはいくら追加しても文型にはまったく影響しないのです。他の言い方をすれば、様々な副詞表現を覚えることで、シンプルな英文を情報満載の英文に仕上げることが出来るのです。
このことは、文型を考えるうえでとても重要な知識になりますので、是非覚えておきましょう。
最後にぜひ覚えておきたい「手段」および「頻度」に関する副詞表現をご紹介します。
まずは手段に関する副詞表現です。
次の例文をご覧ください。
I go to school. 私は学校に行きます。という文です。
ここにby bicycleをつけると
I go to school by bicycle.で私は自転車で学校に行きます、となります。
他にも
I go to school by bus.
I go to school by train.
I go to school by taxi.
I go to school by car.
この様に、前置詞のbyと乗り物を合わせることで手段の副詞が簡単に作れます。
他にも「飛行機で」と言いたい時は「by plane」と言えばOKです。
1つ注意したいのは、「歩きで」と言いたい時は、byではなくonを使って、
I go to school on foot. と言います。
あるいは、動詞をgoではなくwalkを使って
I walk to school.という言い方もできます。
続いてもう1つの「頻度」に関する副詞表現をご紹介します。
もう一度先ほどの例文を見てください。
I go to school by bicycle.
ここに頻度の副詞を追加していきます。
I always go to school by bicycle.
I usually go to school by bicycle.
I often go to school by bicycle.
I sometimes go to school by bicycle.
I rarely go to school by bicycle.
I never go to school by bicycle.
上から、
alwaysいつも(100%)
usually大抵(80%)
oftenしばしば(70%)
sometimes時々(50%)
rarelyめったにしない(10%)
never決してしない(0%)
と頻度が下がっていきます。
Alwaysは100%でneverが0%です。
あとはその間ですので、厳密な数字は特に決まっていませんがイメージ的には、
こんな感じで使い分けるといいと思います。ぜひ機会があったら積極的に使ってみてください。
今日の講座は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
また次回の講座でお会いしましょう。