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こんにちは。鈴木英語教室の鈴木です。

今回のトピックは、人称とbe動詞です。

Be動詞の現在形には3つの形があり、主語によってどのbe動詞を使うのかが決まります。今日の講座をご視聴いただくと、どの主語の時に、どのbe動詞を使えばよいのかが理解できるようになります。またbe動詞の過去形についても正しい形を選べるようになります。さらに、後半のドリル練習を通して実践力につなげることが可能です。

それでは早速始めていきましょう。まずはbe動詞の活用を確認してみましょう。

Be動詞の原形はbeです。これがbe動詞と呼ばれる所以です。そして現在形はam、is、areの3種類です。続いて過去形はwasとwereの2種類、過去分詞形はbeen、そしてing形はbeingとなります。

現在形と過去形が、一般動詞に比べて数が多く紛らわしいですね。どのbe動詞を使えばよいのかは、主語の「人称および単数か複数か」によって決まります。今日の講座の内容は、第7回の「人称について」で説明した知識がベースになりますので、あわせてご視聴いただくとより理解が深まります。

では人称および単数・複数の概念とbe動詞の組み合わせを表にしてみましょう。

まず縦に人称を記載します。1人称、2人称、3人称の3種類ですね。そしてそれぞれに単数と複数があります。1人称の単数は「I」です。複数は「we」です。

続いて2人称は、単数も複数も「you」になります。

残りは全て3人称になります。「I」と「we」と「you」を除き、世の中のすべての人・モノ・コトは3人称になるわけです。3人称にも単数と複数があり、使うbe動詞が違います。3人称の単数形には、「he」や「she」や「it」などの代名詞や、「Taro」「a dog」「Tokyo Station」「Mt. Fuji」などなど無数にあります。

複数形では、「they」や「Taro and Hanako」「two pens」「many cars」などなど、こちらも沢山あります。

では今度は、人称の隣に一緒に使われるbe動詞を入れていきます。現在形と過去形の両方を見ていきたいと思います。まずは現在形です。主語が1人称で単数形の時のbe動詞は「am」です。するとI amとなります。

次の複数形の時のbe動詞は「are」です。こちらはWe areとなります。

主語が2人称の時のbe動詞は、単数形、複数形のどちらも「are」です。つまり主語が「you」なら必ずYou areになります。

主語が3人称の時は、単数形の時は「is」で複数形の時は「are」になります。以上が現在形のbe動詞の組み合わせになります。ポイントとしては、主語が複数形の時は人称に関係なく必ず「are」になると覚えておきましょう。

続いて過去形を見ていきましょう。

現在形が頭に入れば過去形はそれほど難しくありません。「are」の過去形は「were」で「is」の過去形は「was」です。残った「am」の過去形は「is」の過去形と同じ「was」になります。

ではここまで学習した知識を実践で使えるようにするためのドリルをやってみましょう。ドリルというのは繰り返し練習のことです。何度も繰り返すことで、「単に知っている」状態から「使える」状態にすることが目的です。まずはやり方を説明します。

今回のドリルで使う英文は、主語+be動詞+形容詞という形です。主語がどんな状態であるのかを説明する文です。例えば、I am busy.と言えば、私は忙しいです。という意味になり、主語である「I」が「busy」という状態であることを説明しています。この英文の主語や形容詞を他の語と入れ替えることで様々なことが表現できます。例えば主語を、「I」から「we」「you」「he」「she」「it」「they」「Taro and Hanako」といくらでも置き換えていけますし、また形容詞の方も、「busy」から「happy」「sad」「sleepy」「thirsty」「tired」などいくらでも置き換えることが出来ます。その際に注意が必要なのは、主語に合わせてbe動詞を変えるのも忘れないことです。例えば、I am busy.の主語を「you」に変えると、be動詞を「am」から「are」に変える必要があります。さらに主語を「he」に変えると、今度は「is」に変える必要があります。これをパッパッと瞬時に言えるようになることが、使える英語を習得するには不可欠なのです。慣れてきたら今度は、主語だけではなく、形容詞の方も変えていきます。I am busy.をI am happy. I am sad. I am sleepy.と言った具合です。そして最終的には、主語と形容詞をランダムに変えながら、be動詞も適切に変えていくのです。

具体的なやり方を見てみましょう。

まずは画面の英語を声に出して読みます。I am busy. 続いて「you」というcueがでます。そこで「I」を「you」に変えて発声します。この時主語だけではなくbe動詞も変えて、You are busy.とします。ところでcueというのは英語で「きっかけ」とか「合図」という意味です。今度はhappyというcueがでます。これは主語ではなく、形容詞の方なので、You are happy.となります。このように、主語を変えるのか、形容詞の方を変えるのかはcueをみて判断します。そして主語の方を変える時は、必要に応じてbe動詞も変えていくのです。

では実際に挑戦してみてください。

I am busy.

you(You are busy.)

he(He is busy.)

happy(He is happy.)

we(We are happy.)

thirsty(We are thirsty.)

Taro and Hanako(Taro and Hanako are thirsty.)

I (I am thirsty.)

She (She is thirsty.)

Tired(She is tired.)

They(They are tired.)

Sad(They are sad.)

Sleepy(They are sleepy.)

We(We are sleepy.)

He(He is sleepy.)

Taro and Hanako(Taro and Hanako are sleepy.)

いかがでしたか。うまく言えましたか。ぜひこのような練習も英語学習に取り入れながら学んだ文法を「知っている」から「使える」にしていってください。

ドリルの続きを更にご自身で練習されたい方は、概要欄のリンク先よりPDFがダウンロードできますので挑戦してみてください。力がつくと思います。

第12回の文法講座は以上となります。

ここまでお読みいただきありがとうございました。