始めに

英検対策コースは、英検に特化した集中学習コースになります。5級から準1級までを対象としています。中学・高校・大学受験に活用したい方から、仕事で必要な方、あるいは趣味の英語学習として学習したい方まで、どなたでもご受講いただけます。学習のイメージがつきやすいように、実際のレッスンで取り組む内容やポイントなどを以下に記載しましたのでご参考ください。

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実力確認テスト

当コースをご受講される方には、初めに実力確認テストを受けていただきます。読解・ライティング・リスニング・スピーキングの4技能における現在の英語力を確認します。実際に英検の過去問題1回分に取り組んでいただくことに加え、文法項目の理解を確認する問題に別途取り組んでいただきます。ここで理解が不十分な文法項目については、コースの中で特に重点的に講義およびドリルで克服していきます。また2次面接で必要になるスピーキングについても、英検面接の出題を模した質問などに答えていただく形で、現在の力を確認します。人それぞれ得意な分野、苦手な分野があります。読解が得意だと思っていても、実際には文法知識が不十分なため正確な読解が出来ていなかったということもあります。まずは現状把握からスタートです。

学習計画の策定

現状把握が完了しましたら、具体的な学習計画を立てていきます。希望する受験の時期と現在の英語力を勘案し、1日どれくらいの学習時間を確保する必要があるのかについて、認識の共有をしていきます。例えば、準2級に合格した方が、2級を目指すとします。目標合格時期は1年後なのか半年後なのか、あるいは3か月後なのかによって1日に必要な学習時間は当然変わってきます。また準2級を合格していたとしても、4技能の内訳も人それぞれ異なります。リスニングとライティングが得意で、その2分野で点数を稼ぎ、読解パートではあまり点数が取れていないという場合は、文法の基礎から学びなおす必要があります。このあたりを生徒様と共通認識を持つことが、その後の学習に対するモチベーションを維持する上でも大切だと考えます。

文法対策

確認テストの結果を受けて、理解が不十分な文法項目について講義とドリルで補完していきます。講義を受けた文法項目に関する練習問題をお渡ししますので次回のレッスンまでに取り組んでいただきます。一通りの文法が十分に理解出来たところで、より実践的な問題形式に移行していきます。読解・ライティング・リスニング・スピーキングのどの分野についても、文法の理解は必須です。別の言い方をすれば、文法をしっかりと理解することで、これら4技能の力が底上げされていきます。このような理由から、まずは文法理解に取り組んでいきます。

語彙力対策

目標級の「でる順パス単」を毎日ページ数を決めて覚えていきます。単語は一度や二度見ただけでは覚えることはできませんので、何度も単語に出会う機会を作ることが大切です。読解問題やリスニング問題などで分からなかった単語や表現についても復習時点でしっかりと辞書で調べていく習慣をつけることを指導しています。これにより徐々に語彙力が増えていくのを実感できるはずです。

穴埋め問題対策

穴埋め問題は単語や熟語の語彙力をはじめ、文法知識や読解力など総合力が求められるパートです。それだけに点数を上げていくには時間がかかります。基本となる単語や熟語については、毎日コツコツと積み上げていくことが大切です。それに加えて文法事項などを1つずつ確実にものにしていくことで、結果として穴埋め問題の点数も上がっていきます。あせらずにじっくりと取り組んでいきましょう。

読解問題対策

受験級にもよりますが、読解問題は短めの穴埋め形式に始まり、内容一致問題へと進みます。あとの問題ほど長く問題数も増えていきます。例えば2級の場合で言うと、大問2のAとBは短めの読解問題で穴埋めになっています。この問題では、特に穴埋めの前後関係を把握することがポイントになります。具体的には、前の文と後ろの文が同じ方向の話をしているのか、逆の方向の話をしているのか、あるいは例を示しているのか。このようなことを頭に入れながら読んでいくことで、正しい選択肢が見えてきます。

続く大問3は内容一致の読解問題になります。2Aや2Bで使った前後関係を理解する読み方が大問3でも活きてきます。大問3Aはメール文の問題ですが、前後関係に加え問題文や本文にあるkey wordに目を向けることが正解にたどり着くコツになります。key wordは時間や期間、固有名詞などになります。例えば「時間」であれば、今現在の話なのか、これからの話なのかをしっかり頭に入れておかないと、いわゆる「ひっかけ」選択肢を選んでしまうことになります。また3級や準2級と違って2級の問題が難しいのは、「言い換え」が頻繁に行われるからです。本文にある同じ表現を選んで正解できるのは準2級までで、2級の問題では、本文と同じ表現は「ひっかけ」問題の可能性が高いのです。こうした視点を持ちながら問題に取り組むことで、解答方法がだんだんと掴めてきます。

大問3Bや3Cは、これまでの大問2A、2B、3Aで培った力を発揮して取り組んでいきます。大問2や3Aの問題で得点が取れてくると、おのずと3Bや3Cも解きやすくなっていきます。あとは理解力を落とさずにできるだけ速く読めるように練習を積んでいきます。計画的に課題に取り組むことで問題の解答に少しずつ慣れていくようになります。ここでもやはり文法力と日々コツコツと練習問題に取り組むことがポイントとなります。

ライティング対策

ライティング対策ではじめに取り組むことは、受験予定の級ではどのようなトピックが出題され、それに対してどのような形式で記載していけばよいのかを把握することです。例えば2級のライティングであれば、与えられたトピックに対して、まずは自分の立場を表明するのがイントロダクションである第1段落になります。そしてその主張の根拠となる理由を、続く第2段落と第3段落で述べていきます。この時、段落の中をkey ideaとそのサポートの2つの構成で書くことがポイントです。まずはkey ideaで最も伝えたいポイントを述べたうえで、続くサポートで具体的な例を示すというのが英語のライティングにおける基本となるからです。そして第4段落のコンクルージョンで自分の主張を再度記載して完成です。

これらの内容を単語数80語~100語で記載する必要があります。ぶっつけ本番で出来るものではありませんので、しっかりと事前にいくつもトピックに取り組んでまずは4段落構成やkey ideaとサポートの書き方、そして単語数の感覚を身に付けていきます。これに慣れることで、本番の試験では「いかにトピックに対して説得力のある理由を示せるか」という一番大事なところに時間をかけることができます。ライティングにおいても文法力が大切なのは言うまでもありませんね。コースの中ではライティング対策も基礎からご指導いたします。

リスニング対策

リスニング問題では、二人あるいは三人の会話を聞いてその内容に関する質問に合う選択肢を選ぶ場合もあれば、一人のスピーカーによるナレーションを聞いて、その内容に一致する選択肢を選ぶ場合もあります。例えば2級のリスニング問題では、第1部の15問は二人の会話を聞いて、その内容に関する質問の答えに合う選択肢を選びます。第1部のリスニングにおいては、まずは二人の関係を把握することがポイントになります。友達同士なのか、家族なのか、お客と店員なのか、などについてです。これを把握するだけで状況を想像しやすくなります。リスニングテストは、現実とは違って視覚による情報はありませんので状況を把握するのが難しいのです。

ただしヒントはたくさんありますので慌てる必要はありません。まず会話の中で相手をどのように呼んでいるのか、「Jane」のように下の名前で呼んでいれば友達同士かな、と想像がつきますし、「Mr. 」や「Ms.」など敬称を付けて読んでいれば、お客と店員などビジネスの関係かな、と想像がつきます。「honey」などと呼んでいれば夫婦あるいは恋人同士ということが分かります。「Excuse me」と始まっていれば、知らない人同士の会話が始まったんだな、と考えることが出来ます。まずはこのように二人の関係を掴むことは会話全体を把握する大きな手掛かりになります。また事前に選択肢に目を通すことで、登場人物の男性の行動を聞かれるのか、女性の行動を聞かれるのか、など、どこに意識を置いて聞くようにすればよいかのヒントがあります。このように使えるヒントはすべて使った上で最後は自分のリスニングの力で内容把握に努めるということになります。

特にリスニングにおいては、リーディングとは異なり、情報を目ではなく耳から取らなくてはいけません。英語は単語と単語がつながるとリンクされ音が違って聞こえます。またスピーカーが男性か女性かによっても聴きとりやすさなどが違ってきます。リスニングの練習問題を解いた時には一度解答して正解を確認するだけで終わらせてしまってはいけません。必ず答えのスクリプトをみて、何と言っていたのかを確認しましょう。理解できていなかった理由が、単語を知らなかったからなのか、使われている表現を知らなかったからなのか、あるいは背景知識がないために状況を想像することができなかったのか、まずは原因を探ることが大切です。原因が分かれば対策が立てられます。当コースでは、ディクテーションとシャドーイングによる復習を取り入れています。ディクテーションを行うことで、リスニングを文法あるいは構文の観点からも聴きとる力がついていきます。また、シャドーイングを行うことで、リンクされた音がどのように発音されるか、英語がどのような強弱で話されるのかを実際に体験でき、同じように話せるようになることで、その音を次に聞いた時はスッと耳から入ってきて理解できるようになります。この練習をすることでスピーキングの力もついていきますので、話すのが苦手という方にも「もってこい」の練習方法になります。

二次面接対策

一次試験をパスすればいよいよ二次面接です。対策としては、まずは受験級の面接内容をしっかりと把握することです。2級で言えば、全部で4つの質問に答えることになります。まずはじめに英語で面接委員と簡単な挨拶をした後に、カードが渡されます。そのカードに60語程度の英文が書かれています。20秒間の黙読時間が与えられた後に、その英文を音読するように指示がありますので、タイトルも含め、はっきりと大きな声で音読しましょう。続いて今読んだ英文に関する質問が1つ出されますのでカードで英文を確認した上で質問に答えます。質問されるポイントは決まっていますので、過去問題や練習問題を通して準備をしておけば問題なく解答できます。

続いて英文の下に描かれている3コマ漫画の描写テストです。与えられた20秒間で、どのように描写をするかを考えます。描写方法においても抑えるべきポイントがありますので、事前に準備することでテスト本番でも慌てることなく英語で説明することができます。
ここまでの2つの質問は、事前準備をしっかりすることである程度確実にポイントを上げることが可能です。ただし残りの2つの質問は難易度が上がります。というのは、質問を聞いたうえで内容を正しく把握し、適切な答えを短い時間で考え、英語で答える必要があるからです。まさに英会話の総合力が試されるわけです。単に英語が話せるかどうかのみならず、ある質問に対して考えをまとめ、自分の考えを具体的な理由2つとともに答えるということが求められるのです。この「考えをまとめ具体的な理由を2つ挙げる」というのは簡単ではありません。

この点についてはライティングでの準備がとても活きてきます。ライティングで予想されるトピックと面接で聞かれる内容というのはある意味共通しているからです。面接試験ではライティングほど時間をかけられない分、そこまで精度の高い理由が挙げられなくても何とか2つの理由を絞り出して相手に一生懸命伝えることが出来れば十分合格点を取ることは可能です。そういう意味でも、ぜひライティングのトピックに対する練習を数多く貪欲にこなし、さらにその内容を音読するなどしてスピーキングの準備もしておけば一石二鳥ということになります。

受講生の中で英会話自体が全く苦手という方もいるかもしれません。その場合には、プラスアルファで外国人講師による英会話レッスンを組み込むことが可能です。当教室の英会話レッスンの担当講師でもありますので、とてもやさしくて、よく内容を把握していますので、気軽に英会話の練習をしながら、面接の質問解答練習もできます。実際に外国人の講師と定期的にレッスンをしておくと自信にもつながりますので、英会話がとにかく苦手という方には積極的にお薦めしています。

コース内容のご案内

英検に特化した全24回の英検対策コースになります。受験される時期や現在の学習状況などを事前にお伺いし、学習計画を策定いたします。その上で曜日と時間をあらかじめ設定した上で3か月~6か月の期間で24回レッスンを行っていきます。
鈴木が講師を務めるZoomによる1対1のオンラインレッスンになります。

4,950円(税込)/1回(50分)×24回=118,800円(税込)

全4回の二次面接対策レッスンになります。面接を想定したシミュレーションの中で、過去問題や想定問題に取り組みます。多くの練習をすることで自信をもって本番の面接にのぞむことが出来ます。
鈴木が講師を務めるZoomによる1対1のオンラインレッスンになります。

4,950円(税込)/1回(50分)×4回=19,800円(税込)

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