このブログは動画の文法講座を書き起こしたものになります。
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こんにちは。鈴木英語教室の鈴木です。
今回のトピックは、疑問詞を使った疑問文の作り方です。
今回の講座では、いつ、誰が、どこで、何を、など、疑問詞を使った疑問文の作り方を解説します。それでは早速始めましょう。
第6回および第10回の講座で解説した疑問文は、所謂「yes-no」クエスチョンと呼ばれる疑問文でした。
例えば、
Do they play tennis?
という疑問文は「彼らはテニスをしますか」という意味で、これに対しては、「yes」または「no」で答えることが出来ます。しかし実際の会話の中では、いつもいつもyes-noで答えられる質問だけではなく、より具体的なことを聞きたい時があると思います。
例えば、「誰がテニスをするのですか?」や「彼らは何をプレーするのですか?」などと聞きたい時です。そんな時に使えるのが疑問詞を使った疑問文です。
では具体的に例文をみてみましょう。
Taro plays tennis in the park on Sundays.(太郎は日曜日に公園でテニスをする)という文です。
では、もしもあなたが、太郎が「いつ」公園でテニスをするのかを聞きたい時にはどうしたらいいでしょうか。
まずは質問をしたいわけですから、この文を疑問文にします。すると
Does Taro play tennis in the park on Sundays? となります。
続いて「いつ」にあたる「on Sundays」を、「時」について尋ねる疑問詞の「when」に置き換えます。疑問文における疑問詞は文の先頭に置くのが基本ですから、whenを文の先頭に持ってきます。すると
When does Taro play tennis in the park.となります。
最後にピリオドをクエスチョンマークに変えれば、「太郎はいつ公園でテニスをしますか」という疑問文の完成です。
この質問に対する答え方は、短く答える時は
On Sundays.となります。
また丁寧に答える時は、
He does it on Sundays.となります。
答える時は、「Taro」という固有名詞はくどくなるので繰り返さずに、代名詞の「He」に置き換えます。また「play」という動詞は「do」に置き換え、「tennis」という目的語は「it」という代名詞に置き換えます。ここでは主語が3人称単数で動詞の活用が現在形ですので、「do」ではなく「does」になっています。このように、答える時は、代名詞を使い、相手の聞きたかった情報を最後に強めに発音して、He does it on Sundays.のように答えます。
では今度は、太郎が「どこで」テニスをするのか聞きたい時の疑問文を作ってみましょう。
先ほどと同様に、まずは元の文を疑問文にします。
続いて、今回は場所を聞きたいので、「どこ」にあたる「in the park」を、「場所」について尋ねる疑問詞の「where」に置き換えます。疑問詞は、やはり文の先頭に置くのが基本ですからwhereを文の先頭に持ってきます。すると
Where does Taro play tennis on Sundaysとなります。最後にピリオドをクエスチョンマークに変えれば、「太郎は日曜日にどこでテニスをしますか」という疑問文の完成です。
疑問詞を使った疑問文を読む時の注意点が1つあります。これまで学習したyes-no型の質問文では、文の最後はDoes Taro play tennis on Sundays?のように上がり調子でしたが、疑問詞を使った疑問文の時は、通常の文と同様にWhere does Taro play tennis on Sundays?のように最後は上がりませんの気を付けましょう。
この文に対する答え方は、
In the park.
あるいは
He does it in the park.のようになります。
では今度は、太郎が「何を」プレイするのか聞きたい時の疑問文を作ってみましょう。
先ほどと同様に、まずは元の文を疑問文にします。
続いて、何をplayするのかにあたる「tennis」を、「何を」について尋ねる疑問詞の「what」に置き換えます。疑問詞はやはり文の先頭にもってきて、最後にクエスチョンマークをつけると
What does Taro play in the park on Sundays? となり
「太郎は日曜日に公園で何をプレイしますか」という疑問文の完成です。
この文に対する答え方は、
He plays tennis.のようになります。
いまの例では、聞き手は、動詞に「play」を使っていましたが、そもそも太郎が日曜日に公園で何をするのかまったく分からない時は、動詞そのものを聞く必要があります。動詞を聞く時は「what」と「do」を組み合わせます。すると
What does Taro do in the park on Sundays? となり
「太郎は日曜日に公園で何をしますか」という疑問文になります。こうすることで、太郎が公園で、ジョギングをするのか、散歩をするのか、野球をするのか、といった動詞自体をたずねることができますので、あわせて覚えておきましょう。
この質問に対する答え方は先ほどと同様にHe plays tennis.やHe jogs.のようになります。
最後は、「誰」が公園でテニスをするのかを聞きたい時の疑問文を作ってみましょう。
先ほどと同様に、まずは元の文を疑問文にします。
続いて、今回は主語を聞きたいので、「Taro」を、「誰」について尋ねる疑問詞の「who」に置き換えます。疑問詞はやはり文の先頭に置くのが基本ですからwhoを文の先頭に持ってきます。ここで1つ注意が必要です。これまで見てきた疑問文は、疑問詞の後ろに「does Taro」というように疑問文の語順が続いていました。しかし主語が疑問詞になった時に限り、後ろが疑問文の語順にならず、通常文の語順になります。つまりここではdoesが不要になります。すると
Who plays tennis in the park on Sundays? となり
「誰が日曜日に公園でテニスをしますか」という疑問文になります。
この文に対する答え方は、
Taro does.のようになります。
ここで、このdoesは「代動詞」と呼ばれる動詞です。このdoesは、Taro plays tennis in the park on Sundays.のplays以下すべてを代表してdoesの1語に集約しています。ですので読む時もすこしストレスをおいて、Taro does. のように発声します。
第14回の文法講座は以上となります。
今日の内容が皆様の学習の一助になれば幸いです。
ここまでお読みいただきいただきありがとうございました。
また次回の講座でお会いしましょう。