このブログは動画の文法講座を書き起こしたものになります。
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こんにちは。鈴木英語教室の鈴木です。

今日は第10回の講座です。

今回のトピックは、疑問文と否定文の作り方(一般動詞編)です。

一般動詞の文を疑問文および否定文にする方法を学習します。

また、主語が3人称単数の際に気を付ける点についても確認します。

第6回の講座でbe動詞の文の疑問文と否定文の作り方を解説しましたが、今回は一般動詞の文なので、注意するポイントが違います。3人称単数現在のSという概念も出てきますので、第7回の「人称について」また第9回の「動詞の活用について」を事前にご視聴いただくと理解が深まります。

では早速、例文を見ていきましょう。

They play tennis.

彼らはテニスをします。という文です。

ではこの文を疑問文にしてみましょう。Be動詞の文であればbe動詞と主語を入れ替えて最後にクエスチョンマークを付けるだけでしたが、この文の動詞はplayという一般動詞です。じつは一般動詞というのはbe動詞のように移動できません。そこでどうするかというと、助動詞のdoを主語の前に置きます。そして最後にクエスチョンマークを付けます。

すると

Do they play tennis?

となり、彼らはテニスをしますか、という疑問文の完成です。

では今度は否定文を作ってみましょう。

一般動詞の文では、否定文を作る時も助動詞の力を借ります。助動詞doとnotを動詞の前に置きます。すると

They do not play tennis.

となり、彼らはテニスをしません、という否定文の完成です。

ところでdo notの部分は短縮することができます。Doとnotをくっつけてnotのoを省略します。そして省略した目印としてアポストロフィーを打ちます。これを例文に入れると

They don’t play tennis.

となります。

ここで、動詞の活用を確認しておきましょう。

最初の例文のThey play tennis.の動詞playは現在形です。

それに対して、疑問文のDo they play tennis?と否定文のThey don’t play tennis.のplayはどちらも「原形」になります。第9回の講座「動詞の活用」の原形についての説明で、「助動詞の後ろには動詞の原形が来る」というルールがあったことを思い出してください。今回の例文では、助動詞doが使われているため後ろにくる動詞は原形になっているのです。

ではもう一つ例文をみてみましょう。

He plays tennis.

彼はテニスをします。という文です。

では、この文を疑問文にしてみましょう。ここでもやはり助動詞を使うのですが、DoではなくDoesを使います。理由は、主語が3人称で単数形、かつ動詞の活用が現在形だからです。すると

Does he play tennis?

となります。ここで動詞がplaysではなくplayとなっています。このplayは原形です。これは、先ほど説明した「助動詞の後ろには動詞の原形が来る」というルールがあるためです。

では今度は否定文を作ってみましょう。

否定文の場合もdoの代わりにdoesを使います。

すると、

He does not play tennis.

となります。彼はテニスをしません。という否定文の完成です。この文の動詞playの活用は、やはり「原形」です。

ここでもdoes notは短縮してdoesn’tということができます。

すると、

He doesn’t play tennis.

となります。通常はこちらの短縮形で話すことが多いので、練習の際は意識してみてください。

ところで疑問文を作る際になぜbe動詞や、助動詞のdoやdoesを主語の前に置く必要があるのでしょうか。これは聞き手に対して注意を喚起するためです。疑問文で話すということは、相手から何らかの回答がほしいはずですよね。しかし相手が、いつも集中して話を聞いてくれているとは限りません。そこで何か回答が欲しい時には、事前にそれが疑問文だと分かるように通常文とは違う形で文を始める必要がある、と考えてください。

まとめ

最後にまとめです。

今回の講座では、一般動詞を使った文の疑問文および否定文の作り方を学習しました。

疑問文の作り方は、主語の前に助動詞のdoをおいて、最後にクエスチョンマークをつける。ただし主語が3人称で単数形、かつ動詞の活用が現在形の時はdoの代わりにdoesを使う。

否定文の作り方は、助動詞doにnotをつけて動詞の前に置く。

ただし主語が3人称で単数形、かつ動詞の活用が現在形の時はdoの代わりにdoesを使う。

do notおよびdoes notの表現には短縮形があり、それぞれdon’t、doesn’tとなる。

疑問文および否定文における動詞は原形になる。

第10回の文法講座は以上となります。 ここまでごお読みいただきありがとうございました。