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こんにちは。鈴木英語教室の鈴木です。

今日は第6回の講座ですね。

今回のトピックは、疑問文と否定文の作り方(be動詞編)です。

これまで講座の中で取り上げてきた例文は全て、誰々は何々です、誰々は何々をします、といった、肯定文でしたね。文法用語では平叙文ともいいます。今回の講座では、肯定文を疑問文や否定文にする方法を学んでいこうと思います。

第4回の講座の中で、動詞は大きく2つに分けることができるというお話をしました。1つがbe動詞でもう1つが一般動詞でしたね。今回の講座では、be動詞を使った文を疑問文および否定文にする方法についてみていきたいと思います。

では早速be動詞を使った例文を見てみましょう。

He is a student.

彼は1人の学生です、という意味ですね。1人のというのはわざわざ日本語にすると少し違和感があるので次からは、単に彼は学生です、のように訳したいと思います。

ではこの英文を疑問文にするにはどうしたらよいでしょうか。やり方は簡単で、主語とbe動詞の位置を入れ替えて、最後の「点」、正式にはピリオドと言いますが、これをクエスチョンマークにするだけです。

すると、

Is he a student?

となって、彼は学生ですか、という意味になります。

この時の読み方ですが、Is he a student?と最後が上がり調子になりますので覚えておきましょう。

では今度は、今と同じ例文を否定文にしてみましょう。否定文というのは「~ではない」という文章のことですね。Be動詞の文を否定文にする方法は、be動詞の後ろに「not」を付けるだけです。He is a student.のbe動詞、すなわちisの後ろにnotを置くと、

He is not a student.

となります。これで彼は学生ではありません、という意味になります。ところでis notの部分は短縮することが出来ます。するとisn’tとなります。is とnotをくっつけてoを省略します。そして省略した目印として「ちょん」を打ちます。この「ちょん」を正式には「アポストロフィ」と呼びます。

では他の例文も見てみましょう。

I am tall.

という英文で、私は背が高いです、という意味です。Tallというのが「背が高い」という意味の形容詞です。形容詞というのは名詞を説明する言葉です。例えば「美しい花」という日本語の「美しい」という語は、「花」という名詞を修飾しています。この様に名詞を修飾する語を形容詞と言います。

では例文に戻って、I am tall.という英文ですが、これを疑問文にしてみましょう。

やり方はやはり、主語とbe動詞を入れ替えて、最後のピリオドをクエスチョンマークにするだけです。

すると、

Am I tall?

となって、私は背が高いですか、という意味になります。文脈なしに例文だけ読むと少し違和感のある文ですが、ご了承ください。

では今度は、今と同じ例文を否定文にしてみましょう。Be動詞の文の否定文の作り方はbe動詞の後ろに「not」を付けるだけですから、I am tall.のbe動詞、すなわちamの後ろにnotを置けば否定文の完成です。

I am not tall.

となります。私は背が高くありません、という意味になります。またam notの部分の短縮について一つ注意が必要です。先ほど説明したルールにのっとって短縮形を作ると、amn’tとなりますね。しかしこのamn’tという形は発音がしづらいため、スコットランドやアイルランド以外ではあまり用いられません。替わりにain’tという表現が使われる場合もありますが、これは非標準語と考える人も多いので、この表現を使うのは避けた方がよいかな、と思います。

ちなみに今回の例文では出てきませんでしたが、be動詞のareの場合は、isの時と同様に、are notをaren’tと短縮形にできますので是非使ってみてください。

最後にまとめです。

今回の講座では、be動詞を使った文の疑問文と否定文の作り方について学んできました。

まず、疑問文の作り方は、主語とbe動詞の位置を入れ替えて、ピリオドをクエスチョンマークにするだけでしたね。

そして否定文の作り方は、be動詞の後ろに「not」をつけるだけでした。またbe動詞+notの表現には短縮形があり、is notはisn’tに、are notはaren’tにすることができます。ただし、am notをamn’tと短縮形にするのは発音の関係からあまり行われません。

また、am notをain’tということもありますが、非標準語と考えている人も多いため注意が必要です。

第6回の文法講座は以上となります。

ここまでお読みいただきありがとうございました。