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こんにちは。鈴木英語教室の鈴木です。

今日は第5回の講座ですね。

今回のトピックは、be動詞の2つの意味についてです。

前回の講座では動詞にはbe動詞と一般動詞があるというお話をしました。そしてbe動詞を使った例文をいくつかご紹介しました。実はbe動詞には2つの意味があります。今回の講座では、この2つの意味を学んでいきたいと思います。

早速ですが、2つの意味をお伝えします。

1つ目の意味は、

「いる・存在する」

です。

そして2つ目の意味は

「~である」

です。前回の講座ではこの2つ目の意味の例文をいくつかご紹介しました。今回は1つ目の意味についても例文を使って確認していきたいと思います。

では早速、次の例文をご覧ください。

God is.

Godというのは「神」という意味です。God is.で神は存在する、という文章になります。Be動詞というのはこのように、存在するという意味があるんですね。

では他の例文も見てみましょう。

My mother is in the kitchen.

この文章の中で、in the kitchenというのは、「台所に」という意味になります。全体としては、私の母は台所にいます、という意味になります。このようにbe動詞には「いる・存在する」という意味があります。今回の例ではisというbe動詞を使いましたが、前回の講座で紹介したamやareといったbe動詞も同様に「いる・存在する」という意味があります。

ここで今の2つの例文の文法要素をもう少し詳しく確認してみましょう。

まずは最初の例文God is. の方をみてみましょう。この英文の主語はGodですね。そして動詞がisです。つまり主語と動詞だけでできている文ということですね。

では2つ目の例文も見てみましょう。My mother is in the kitchen.という英文ですが、まずMy mother がこの文の主語になります。そしてisが動詞ですね。これで大事な主語と動詞が固まっています。この文章には目的語はありませんね。目的語というのは「何を」に答える要素ですが、My mother isで私の母はいます、という意味ですが、「何をいますか」とは聞きませんね。ですので、この文章に目的語は不要です。つまりMy mother is.で私の母は存在する、というきちんとした英文なのです。そして、この例文のin the kitchenのように、「いつ」「誰と」「どこで」等のプラスしたい情報は必要に応じて後ろに後ろに追加していけばよいのです。

では今度は、be動詞の2つ目の意味を確認していきましょう。

2つ目の意味は「~である」となります。例文を見てみましょう。

He is a student.

という英文で、彼は学生です。という意味です。

Heが彼で、a studentが学生で、isがbe動詞で「~である」という意味ですね。

ここで文法要素を少し詳しく見てみましょう。

まずheがこの文章の主語です。そして動詞はisですね。問題は次のa studentです。この文章の動詞はisで「~である」という意味ですから、「何を」に答える必要はありません。つまり目的語は必要ありません。ではa studentは目的語ではないとすると、いったいなんでしょうか。答えは「補語」です。これは初めて出てくる文法用語ですので説明しますね。

補語というのは、補う語と書きます。補うというのは、何か足りないものを足して満たしてあげる、といった意味ですよね。では、この文章でa studentという補語は何を補っているのでしょうか。答えは、主語であるhe、つまり「彼」という人がどんな人なのかについての情報を補っているのです。「彼」という人が、「学生」であるという情報を補っているのです。ポイントとしては、be動詞を2つ目の意味、「~である」で使ったときは、主語+動詞+補語という形になります。そして補語は主語について情報を補う関係、つまり主語=補語のような関係になるのです。

最後にまとめです。

今回の講座のポイントは、be動詞には2つの意味があるということでした。

1つ目の意味は「いる・存在する」でした。

そして2つ目の意味は「~である」でした。

Be動詞を1つ目の意味「いる・存在する」で使ったときの文の形は、「主語」+「動詞」となります。英文としてはこれだけでも正しいですが、「いつ」「誰と」「どこで」などの情報が必要な時は、後ろに後ろに追加することが出来ます。

またbe動詞を2つ目の意味「~である」で使ったときの文の形は「主語」+「動詞」+「補語」になります。この時「主語」と「補語」はイコールのような関係になる、ということがポイントでした。ぜひ覚えておきましょう。

第5回の文法講座は以上となります。

ここまでお読みいただきありがとうございました。